『今を生きる思想 ミシェル・フーコー 権力の言いなりにならない生き方』のカバーアート

今を生きる思想 ミシェル・フーコー 権力の言いなりにならない生き方

(講談社現代新書100)

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今を生きる思想 ミシェル・フーコー 権力の言いなりにならない生き方

著者: 箱田 徹
ナレーター: 荻野 晴朗
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このコンテンツについて

私たちはなぜこのような状況に置かれているのか?

何に我慢がならないのか?

こんなふうに統治されないためにはどうすればよいのか?

権力はあらゆる関係に遍在し、私たちの生を絡めとり、型にはめ、標準化する。そうした権力が織りなす現実を耐えがたいと感じたとき、状況を批判的に捉え、いまとは違った社会を、自分を、実現する道はどこにあるのか。権力の実態について徹底的に考え抜いた思想家の思考と闘争の軌跡から、その鍵を探る。

揺籃期にあった「新自由主義」についての先駆的分析も必見!

[本書のおもな内容]

●権力は「下」からつくられる

●学校・会社・病院は、人を「最適化」する装置である

●完全競争実現のため、新自由主義は社会(市場の外)に介入する

●私たち「ひとり企業家」の能力(スペック)向上の努力に終わりはない

●政治とは、自他の統治が入り乱れる「ゲーム」である

●主体には、つねに別の振る舞いをする力が備わっている

●批判とは、「このようには統治されない技術」である

●哲学的に生きるとは、社会を批判的に捉え、真実を言い、自分自身を変えること

[目次]

はじめに

第一章 権力は誘惑するーー権力と主体の生産

第二章 魂をどのように導くかーー規律的な導きから自己と他者の統治へ

第三章 人はみな企業であるーー新自由主義という新たな統治性

第四章 ほんとうの生を生きるーー対抗導きと集合的主体

読者案内

おわりに

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100ページで教養をイッキ読み!

現代新書の新シリーズ「現代新書100(ハンドレッド)」刊行開始!!

1:それは、どんな思想なのか(概論)

2:なぜ、その思想が生まれたのか(時代背景)

3:なぜ、その思想が今こそ読まれるべきなのか(現在への応用)

テーマを上記の3点に絞り、本文100ページ+αでコンパクトにまとめた、

「一気に読める教養新書」です!

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©箱田 徹 (P)2023 Audible, Inc.
哲学

今を生きる思想 ミシェル・フーコー 権力の言いなりにならない生き方に寄せられたリスナーの声

総合評価
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2023年8月聴いてよかった。

聴いたことで何かがすぐに変わるわけではないけれど。

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権力との向き合い方を問う

今の時代に生きる私たちの課題。
知らぬ間に権力のもとで生きている私たちの課題を認識した。
しかし、自分の認識の至らなさゆえ、
本書の表現がまだスッと入ってはこない。
さらに学びを進め、
時代背景もよく理解してまた読むこととする。
フーコーが問いかけたかったことは、
個人として、集団としての生き方を、
幸せを問うために重要なことだと認識できたことにまず感謝である。

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フーコーの功績をよく理解できる本でした

現代社会における権力による統治体制がどのように発展して、今に生きる私たちはその中で市民としてどのように立ち居振る舞うことができるのか? 筆者の未来への希望も伝わる、示唆に富む1冊でした!

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きわめて良質

これからの哲学の基礎的思考の良き指針となりうるかと。

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難しい本

著者の知識が満面に書かれていますが、実社会については思慮が浅く何処まで著者を信じて善いのか、私にとっては非常に難しい本でした。日本はメディアコントロールされているので違和感無い方には善いのかもしれません。

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